落ち込む日は、とことん落ち込む。
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気分がどことなく沈んでいた一日。
原因を探ることもせず、そのまま時間を過ごしてみました。
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感情に身をまかせて、たっぷり落ち込んでいると
やがて「落ち込み終えたなあ」というタイミングがやってきます。
そして、次の感情のフェーズに向かって、
心が動きはじめてくれます。
人間は、落ち込んだりネガティブな感情になったりすると
「前向きにならなきゃ」「早く抜け出さないと」と
無理をしてがんばろうとします。
泣きたいときに、
必死に涙を堪えようとしたり、
悲しいときに、
周りに心配されないように
できるだけ笑顔でいようとしたり。
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ですが、一度止まって
「感情」を観察してみると、
案外すぐに立ち直れたりするものです。
自分の「感情」を一歩引いたところから見守ってあげる。
落ち込んでいるのだなあ。
悲しいのだな、悔しいのだな。
涙が溢れてきたら、そのまま流してあげる。
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よく恋愛ドラマや映画で、
「好き」という感情に対して
気持ちを隠そうとしたり、「好き」という感情に気づかないフリをしたり、
認めないようにしたり、という心理を目にします。
そんな風に、自然と湧き出てくる「感情」を
否定しようとせず、受け止めてあげる。
そして、思う存分その感情に浸ってみるのです。
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涙はいつか必ず止まるし、
悲しさや悔しさは、次への希望や目標に変わる。
落ち込んだときは、
次どうしたら落ち込まないかな、と考えるようになる。
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お腹が空いて好きなものを食べたら、
けろっと元に戻ったり。
外にでて、太陽の光を浴びたら
どこからかパワーが湧いてきたり。
「感情」に耳を傾けてあげると、
頭も身体も素直に動いてくれる。
人の本能は、以外と単純だということに気付きます。
日々、私たちは色んなことを
複雑に考えすぎているのかもしれません。
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シンプルに考えるーー
ということは簡単そうで難しいけれど、
シンプルに感情に従うーー
ということならできるかも。
落ち込む日だと思っていた今日。
新しい気付きにたどり着き、
実りある1日になりました。
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