2023-11-23

山と人生 / 「正しい道」は自分でさがす

 

今日は、山のお話。

 

少し前のことですが、先日、山へいきました。

 

私は山に登ることが好きです。

 

好きといっても、年に2-3回ほどで、頻繁に登っているわけではないのですが…

 

 

日常から、いつもいる場所から少し離れて、
自然のなかに溶け込んでいく。

 

そして、また
日常へと戻っていくーー

 

全身を木々や草花で囲まれ、
季節によって色づく
葉のグラデーションに喜びをおぼえ、

 

ひんやりと冷たい澄んだ空気は、
呼吸のペースを一定に整えてくれます。

 

 

普段、街の中では
なかなか感じることのできない、
感覚を得ることができます。

 

この日は、珈琲を飲みながら、
登山口まで向かいました。

 

 

深呼吸をしたり、ストレッチを十分におこない、

 

身体がほぐれてきたら、いざ山の中へ。

 

 

少し歩いていると、遠くの方で
鹿の鳴き声がきこえました。

 

ぐんぐん進んでいくと、
遠くの方で鹿が歩いている姿がみえました。

 

どきどきしながら、
足を止めて
鹿の姿がみえなくなってから、
また歩きはじめました。

 

 

自然を享受しつつ、
他の生物たちと分かち合う。

 

改めて、自然の偉大さを、
肌で感じることができた瞬間でした。

 

どんな道でも「正解」になる

 

山に登り、頂上を目指すたびに、毎度思うことがあります。

 

それは、人生のようだなあ、ということ。

 

頂上とされている場所が1つであっても、
たどり着くまでの道は、決して1つとは限らないのです。

 

 

もちろん、多くの山には
誰かが整備し、管理してくださっている道があります。

 

けれど、正解とされていた道を
見失ってしまったとしても、
信じて前に進んでいけば、必ず辿り着くことができる。

 

諦めて、立ち止まることさえしなければ…

 

 

あまり大きな声ではいえませんが、
この日の登山では、
ほんの少し正規ルートから逸れてしまい、

 

途中からは直感を信じて、
ひたすら上に向かって進んでいました。

 

決して自然を侮ることはなく、一歩ずつ慎重に。
諦めない心を保ち続けました。

 

 

獣道のような急斜面。


棘のある植物。

 

これでもか、というほど
大きな壁が沢山ありましたが、
私の人生もこんな感じなのだろうなあ、と
思いながら歩いていました(笑)

 

今歩いている道が、
正しいか間違っているかではなく、
「正しい道」に自分でしていく。

 

目の前のことを、一つずつ丁寧にこなし、
自分の選んだ選択に胸をはって自信をもつ。

 

 

そして、何より、楽しむことーー

 

今回の登山は、
私の目指す「人生」をそのまま表したような、
そんな体験になりました。

 

 

そんなこんなで、
太陽がみえる上の方へと進みつづけ、
大きな岩も荊道も乗り越えて、

 

ついに、登山道へとつながる道に
出ることができました…!

 

 

山頂でいただいた、お弁当。

 

びっくりするほど美味しくて、
幸せだなあ、という気持ちが込み上げてきました。

 

また少し、心が鍛えられたような、
忘れられない一日となりました🌿

 

 

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