2024-07-11

おもしろい発見 / モノの見方・捉え方をふやす

 

同じものを目の前にするとき、人によって捉え方はちがうーー

 

最近よく考えていた「言葉の捉え方」について、書いてみようと思います。

 

 

例えば、「オーガニック」という言葉がかかれた商品を目にしたとき、
どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。

 

安心する人、
身体にやさしそうと思う人、
高価そうだと思う人、
敷居が高そうだなと感じる人……

 

同じ言葉であっても、人によって捉え方は異なると思います。

 

例として「オーガニック」という単語を挙げましたが、どのような言葉も、生まれた環境や普段の生活スタイルなどにより、受け取り方は人それぞれだと思います。

 

 

別の例もあげてみましょう。

 

ある書店のオーナーさんと話していたとき、こんな質問をいただきました。

 

「川」という言葉を聞いたとき、どのようなイメージを思い浮かべる……?

 

私は山の中で「きらきらと輝く、透き通った川」を想像しました。
京都にある「鴨川」のことも思い出しました。

 

 

一方、彼女はこう言いました。

 

「私は、川の近くで育ったのだけど、その川は茶色いドブ川だったの。だから私は『川』と耳にすると茶色くてあまり綺麗でない水を想像するの」

 

 

このように、同じ言葉であっても人によって捉え方は異なるものです。

 

1つひとつの言葉に対し、過度に考えすぎる必要はありませんが、

 

自分がポジティブに捉えていた言葉が、
他の人にとってはネガティブに聞こえていたり、
違うように捉えられてしまったりする場合もあります。

 

どの考え方が正しいか、間違っているかという「答え」探すのではなく、

 

色んな人の捉え方を知るーー

 

その上で、自分はどんな風に言葉を発するのか、そして受け取るのか、を考えていく。

 

 

自分自身が1番しっくりとくる考え方を模索し、
それを信じて、磨いていくことが大切なのかなと思います。

 

自分の感覚を信じることも、もちろん大事ですが、
「捉え方」のバラエティを増やしていくと、
色んな人の気持ちに少しずつ気付いていきます。

 

 

「オーガニック」という言葉に対して、
10通りの捉え方を知っていたら、
10つの言葉を知っているのと同じようなーー

 

そんな感覚に近いかもしれません。

 

何種類ものレンズを集めて、
その場に応じてつけ替えてみる。

 

そうすると、1つのモノに対して、
何通りもの見方ができるようになります。

 

 

正面からしか見ていなかったものを、
別の角度から眺めてみる。

 

そうすると、同じものが別のモノに見えてきたり、
新しい発見に気付いて、楽しくなっていきます。

 

 

モノの見方を応用してみると、
難しいと思っていたことに挑戦できるようになったり、

 

苦手だと思っていた人の
魅力的な部分がみえてきたりーー

 

 

さまざまな考え、見方を知っていくことで、
その時々に合わせて、
心地の良いレンズを身につけられるようになっていきます。

 

言葉を色んな角度から捉えられるようになると、
まるで魔法使いのように、
色んなものを変身させることができるのです。

 

そんなことを考えていた、今日この頃でした🌿

 

 

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