2022-07-24

文章、デザインが好きな理由

今回は、”ことば ”に対する私の想いについて。
ほんの少し、哲学的なお話を。

 

普段何気なく使っている「言葉」

 

文字、文章、身近な人と交わす会話ーー

 

自分の気持ちを表現したり、相手に対して反応を示したり

 

日常のなかで、私たちは言葉を生み続けていて、
言葉によって気持ちや行動が変化しています。

 

私自身、小さい頃から本を読むこと、文章を書くことが好きでした。

 

もとを辿れば、おじいちゃんの影響が大きかったように思います。

 

毎週木曜日、市営図書館に新しい図書が入荷されるのですが、
祖父は開館時間より前から並び、毎週新しい本を、
私と兄のために借りてきてくれていました。

 

小説、絵本、図鑑、料理本…

 

本のジャンルは様々ですが、たくさんの本を読んで、
吸収した一つひとつの言葉が、今の自分を形作っているのだと思います。

 

本を読むことで新しい価値観や考え方に触れ、
読み終えたあとの生活に変化をもたらしていきます。

 

新しい「視点」を手に入れることで、
今まで気付かなかったような部分まで、目がいき届くようになり、
物事に対する捉え方が変化が生じます。

 

この「捉え方」を、自分の中にいくつか備えておくことで、

 

この場合には⚪︎⚪︎の考え方を

こっちの場合は⚪︎⚪︎の考え方だと上手くいきそうだな

 

など、その時の状況に合った考え方を
自由自在にコントロールできるようになります。

 

言葉の1つひとつが自分を変えてくれたように、
自分の紡ぐ言葉が、誰かの人生や考え方に、
少しでも役立つことができたら嬉しいーー

 

だからこそ、表面上のキレイな言葉ではなく、
心に残るような、人を動かすような、
温度感のある言葉を紡いでいきたい。

 

この「温度感のある言葉」について、
彼と議論を交わしたことがあります(笑)

 

私は、一つひとつの感情を、言葉として紡ぐまでに時間がかかります。
消化して、整理して、しっくりくる言葉に変換する。

 

どちらかというと、じわじわと身体の内側から温まっていく
サウナのような感じでしょうか。

 

一方で、彼は瞬時に出てきた言葉に温度を感じるという意見。
たしかに、彼が会話の中で発する言葉はいつも、どこまでもまっすぐで温度感がある。

 

ストレートだからこそ、人を動かすパワーがあり、相手の心に響くのだと思います。

 

議論を交わしたと言いましたが、どちらも言葉の重みは同じであって、
ただ表現やスピード感が異なるだけなのです。

 

とっさに出る言葉で、
思ってもいないコトを言ってしまったりーー

 

逆に、時間をかけて、
やっと相手に伝えられると思った時には
もう遅かったりーー

 

言葉の温度感を保つことは、とても難しいのですが、
状況や場面によって相手に伝わるか、そうでないかは変わってくるため、
上手く使い分けられるようにしていきたいよね、という結論に(笑)

 

日々、こんな話をしながら
お互いの価値観を共有し合うことで、
新しい視点に気付いていくことが、
面白くて、楽しいのです。

 

長くなってしまいましたが、
文章を書いたり、想いを言葉として表現することが
プライベートでも、お仕事でも多い分、
改めて言葉に対する想いを文章に綴ってみました。

 

哲学的で、長くて、どこまでも奥深い話になりましたが、
もし最後まで読んでくださった方がいたら本当にありがとうございます…!

 

今日も皆さんにとってステキな1日になりますように🌿

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